知識習得・戦略立案

不動産投資の目的・目標設定の必要性と設定方法【失敗したくないなら設定せよ】

注意ポイント

記事中に記載の法律は執筆時点の内容につき、ご覧になられている時点では改正され古い内容となっている可能性があることをご留意ください
  • この記事を書いた人

カイ

外資系経営コンサルティング会社に勤務のサラリーマン大家です。 一都三県のアパートを中心に投資しています(いくつか区分も所有)。 他の肩書は元学生起業家、中小企業診断士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級です。 詳細なプロフィールページはこちら

「不動産投資を始めるにあたってなぜ目的・目標を設定する必要があるのか?」

「目的・目標を具体的にはどのように設定すればよいのか?」

といった疑問をあなたはお持ちではないでしょうか。

そのような方向けに、この記事では不動産投資の目的・目標設定の重要性と、設定の方法について解説してますので、ぜひご覧ください。

以下の目次から気になる箇所に飛ぶこともできます。

不動産投資の目的・目標設定の必要性

不動産投資を始めようと思った方は少しでも早く投資によるリターンを得るために、どのような物件が儲かるのかを考えがちです。

ですが、まず最初になぜ不動産投資をやるのか、何を目指してやるのか、といった投資の目的・目標を設定することをおすすめします。

その理由は以下の2つです。

  • 投資戦略を定める指針となる
  • 困難の多い投資を継続するためのモチベーションとなる

それぞれについて詳しく説明していきます。

投資戦略を定める指針となる

不動産投資と一概に言っても様々な手法が存在します。

例えば、一人で所有するのかそれとも他者と共同所有するのか(REITなど)、区分マンションなのかそれとも一棟マンションなのか、など手法が分岐する要素は多々あります。

そして手法に応じて得られるリターンやリスクの大きさも異なり、どれが自身にとって最適な手法かどうかを考えることは簡単ではありません。

しかし、不動産投資の目的・目標が定まると自然と自身に適した手法が見えてきます。

例えば、会社員を辞めて不動産投資の収入だけで生活するために、5年後に収入が年1000万円になることを目指すとすると、それを実現するためには「築古の高利回り一棟アパート」の手法が適している、といった形で取るべき手法が見えてくるのです。

困難の多い投資を継続するためのモチベーションとなる

「会社員をしながら簡単に片手間で安定的な収入を得られるらしいから、不動産投資を始めてみよう」といった人の多くは、事前学習せずに物件を買って失敗するか、そうでなくても失敗しないために学習が必要なことの量に圧倒されて投資への興味を失ってしまいがちです。

また、不動産投資ではライバルも多いため物件や入居者の奪い合いや、トラブルへの対応など苦労するシーンは多々あります。

そのような時に、なぜ不動産投資をやっているのかが明確である人は、それを達成するためのモチベーションによって苦労を乗り越えることができます。

目的・目標は未来のありたい姿から逆算して設定する【副収入確保、FIRE、年金対策、相続税の節税、所得税・住民税の節税・・・】

目的・目標設定の重要性を紹介しましたので、ここからは具体的な設定方法について紹介します。

まずは「何のために不動産投資をやるのか」という目的から設定しましょう。

目的に正解はありませんし、時が経つにつれて変更してもよいため、自分なりの目的を設定しましょう。

<設定例>

  • 会社員としての給与では日々の生活でカツカツだが、毎年家族で海外旅行するためのお金を得たい
  • 会社員をやめて自分の好きなことだけをして生きていくための収入を得たい
  • 子供が将来支払う相続税を少なくしたい
  • 頑張って稼いだお金から多額の所得税・住民税が引かれることを避けたい

目的が決まりましたら、目的が達成された状態を目標として具体化しましょう。

具体化の際は、必ず「いつ」と「どのような状態か」を明確にしましょう。

<設定例>

  • 1年後に、不動産投資による月の収入が10万円以上
  • 5年後に、不動産投資による年の収入が1000万円以上
  • 平均寿命までの残り5年で、相続税を0円に抑える

不動産投資の目的・目標を設定したら投資戦略を策定する

不動産投資の目的と目標が定まったら、それを実現するための具体的な投資戦略を策定しましょう。

-知識習得・戦略立案